2006年07月20日

靖国A 犬死にではない

「このままでは犬死にだ」といった言葉がよく使われていた。
「君の死は無駄ではなかった」−−息子の死に意味を与えたい、そのためには「国のための死」と認めさせたいとの思いが、運動の大きな動機になっていた。

 「戦争のため懸命に勉強していての死だった」と政府や国会議員、靖国への陳情を繰り返した。
1967年に国から見舞金7万円と靖国合祀が決定し、70年には看護学生にも同様の措置が広がった。
73年に遺族給付金が、さらに76年には死亡学生に勲8等瑞宝章が送られた。            
          ‥‥(中略)‥‥
靖国を否定する考えは一部の宗教者や知識人には力を持ったが、、草の根レベルに広がることはなかった。
遺族たちも個々には様々な考えを持っていたが、遺族会としてまとまると、迷うことなく靖国に結集した。


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2006年06月03日

日本人と日本文化

日本人と日本文化日本人と日本文化
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[タイトル] 日本人と日本文化
[著者] 司馬 遼太郎ドナルド キーン
[種類] 文庫
[発売日] 1996-08
[出版社] 中央公論社

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           こちらもどうぞ ⇒ ネット社会、その光と闇を追うー   エッセー集
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2006年04月29日

江田島海軍兵学校の五省

福岡ソフトバンクの王監督は、江田島海軍兵学校の五省を毎日「拳拳服膺」しているそうだ。
江田島海軍兵学校は、今は亡き高校時代の恩師の母校である。
新聞を読み進めるうちに、懐かしい先生の面影が立ち上って、われ知らず目頭が熱くなった。
先生と王監督。
重厚なお人柄はどこか通い合うものを感じる。
この手の言葉はひどく苦手だけど、五省を書き記しておこうと思う。

五(ご) 省(せい)

一、 至誠(しせい)に悖(もと)るなかりしか(真心に反する点は、なかったか)

一、 言行(げんこう)に恥(は)ずるなかりしか(言行不一致な点は、なかったか)

一、 気力(きりょく)に缺(か)くるなかりしか(精神力は十分であったか)

一、 努力(どりょく)に憾(うら)みなかりしか(十分に努力をしたか)

一、 不精(ぶしょう)に亘(わた)るなかりしか(最後まで十分に取り組んだか)

海上自衛隊幹部候補生学校では海軍時代の伝統を受け継ぎ、学生たちは兵学校時代と変わらぬスタイルで毎晩自習終了後、五省により自分を顧みて、日々の修養に励んでいるという。

王監督に戻ろう。
王監督が1995年に福岡ダイエー監督を引き受けるに際しては、根本睦夫元監督の説得が功を奏したそうだ。
根本氏は、「巨人では長島が長男で、君は次男だろう。日本では長男が家を継いで、次男は外に出るもんだ。パリーグも面白いよ」と口説いた。

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2005年10月19日

靖国参拝 首相「私的」と強調

koizumi.jpg  ◆日本の役割 視点欠く

「心の問題に他人が干渉すべきでない」
−−5度目の靖国参拝の後に小泉首相が強調したのは、やはり内向きの論理だった。

そこには、東アジア全体の平和と繁栄をいかに実現するか、そのための日本の役割は何かという視点が決定的に欠落している。
(中略)
だが、首相のそんな思いとはかけ離れて、首相の靖国神社参拝は、東アジアを不信と緊張の「負の螺旋」に陥れかねない。
この地域が地殻変動に伴うナショナリズムの時代を迎えているからだ。

 朝日新聞 05/10/18 朝刊     人気blogランキング♪♪(感謝・感激)

2005年08月27日

援助の哲学

人道援助は慈善ではない。あなたは私を必要としているし、私もあなたが必要ですという、人と人との共存意識に発するものです」
「冷戦終焉後、内戦が増え、『国家の安全保障』では人々の安全が守れない、ということで
『人間の安全保障』の考え方が出てきました」
相互依存の時代で、狭い意味での国益は存在しない。あるのは国際益、つまり、共通の利益ですよ」
          日本経済新聞 05/8/26 朝刊    「緒方貞子さんに聞く」
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2005年07月30日

最高指導者の参拝

1.jpeg○法的責任とは別に、指導者は没後も国民に対して政治的責任を負うものだと、一国の最高指導者たる首相は考えないであろうか。
○過去も現在も他の指導者の政治的責任を軽視する指導者は、自らのそれを直視できない。
一般国民や一国会議員の参拝と、首相の参拝とは質的に異なろう。
    村田晃嗣 『開かれた追悼施設が必要』から  朝日新聞  05/7/30 朝刊
           
             靖国問題
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2005年06月17日

『恩師追悼文集』から

Itako---12.jpg「がんばらやんばい‥‥」、「がんばらやんばい‥‥」。
新郎であるわたしの前に膝を進められた先生は、目を潤ませながら、
わたしの手を強く握り締められた。熱いものが内部からこみ上げ、わたしは
素直な気持ちで、涙が頬を伝うのに任せていた。
 13年前、結婚式の披露宴のことである。わたしは新婦とともに、やや緊張
して居ずまいを正していた。酒もほどよく入り、それぞれのグループでは話
が弾みだしていた。そうした中を、海軍兵学校出身で、重厚な風貌の先生の
低く震えた声が、部屋に響いた。ハッとしたように座が静まり返った。
                                  続きはこちら→
         スイートボートのブログ
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2005年05月28日

あこがれ

04373401.jpg昔も、今と同じように物語にあこがれ、虚構の世界を現実と
思い込んでしまう少女がいた。物語の中の美しいお姫様は、少女自身
の将来の姿。いつか、理想的な男性と恋をして結婚する。そんな夢の
日々がいつまでも続けばいいのだが。
『更級日記』を書いた菅原孝標の女は10歳のとき、上総に受領として
赴任する父と、草深い房総半島に下った。京育ちで文学好きの少女に
は本のない土地がつまらない ‥‥続きはこちら→
   
    行雲流水のごとくへ             いにしえに迷う

 スイートボートのブログ     更級日記    源氏物語
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2005年04月15日

直実と敦盛

naozaneatsumori.gif
祇園精舎の鐘の声  諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色  盛者必衰の理をあらわす

腹の底にひびきわたる荘重な調べではじまる『平家物語』は、古代から中世へと
移り行く歴史の波間に浮き沈みした源平双方の、多様な人間模様と幾多の合戦の
場面、そして悲劇的な運命に翻弄された女性たちの哀話を織り交ぜながら「平家
にあらずんばひとにあらず」と、うそぶくほどの栄華を極めた 続きはこちら→★/a>

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平家物語
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2005年03月15日

akaba2
気に入っている道がある。道とはいっても、公園のマラソン
コースだが。両側には樹木が立ち並ぶ。しばらく前までは
トレナーに着替えて走っていたが、今は息せききって走る
ランナー達に追い越され、のんびり歩くのを楽しんでいる。
お年寄りに抜かれるのを恥ずかしく思ったのは、一時期。
今は、平気だ。歩いているゆえの、充足感さえある。

 疾走する気力をなくしたのだろうか。そうかも知れない。
しかし、こんなことも思う。私の現在の生理的あるいは精
神的欲求が、身体を激しく使うマラソンよりも、四季折々
の季節感を味わいつつ、あれこれ物を考えることのできる
散歩を             続きはこちら→★
   
   ←いにしえに迷う     行雲流水のごとく→
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2005年03月04日

建礼門院右京大夫

050104_165258[1].jpeg前途への希望にあふれ、幸福の真っ只中にあった人生の
花の盛りを、突如として襲った余りにも痛ましい出来事。愛する者の死。それを境に、
急転直下。長 いあいだ育んできた将来への夢を自ら捨て、あらゆる望みを絶ち、自己
の内面との対話にのみ、生活感情を限定してしまう。
 表向きは世間の人々に立ちまじりながらも、その実、心は絶えず過去を振り返るば
かり。追想は止まるところを知らない。日々の暮らしの中で、見るものにつけ聞くもの
につけ、鮮やかに心に蘇ってくるのは昔の懐かしい事ども。われともなく心がはずみ、
ときめ             続きはこちら→★

○面影を心にこめてながむれば忍びがたくもすめる月かな      家集171      
○なべて世のはかなきことをかなしとはかかる夢見ぬ人やいひけむ   223
○今や夢昔や夢とまよはれていかに思へどうつつとぞなき         240

建礼門院右京大夫朝日文芸文庫   追憶に生きる 建礼門院右京大夫日本の作家
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2005年02月26日

大原詣で

050104_163935[1].jpeg寂光院の苔むした石段。見上げる後白河。
そうとは知らず、ゆっくり階段を下りてくる建礼門院。女院は予告のない法皇の訪問
に驚き、涙にむせぶ。宮廷での華やかな生活と一門の離散・滅亡。泣かせ所には事
欠かない平家物語の中でも、ここは殊に人の世の無常を感じさせます。

 長いあいだ行きそびれていた洛北・大原の里に、やっと足を運びました。         
                                     こちらへもどうぞ→★
平家(1)角川文庫CD‐BOOK...CDBOOK平家物語(中)―マンガ日本の...
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2005年01月30日

いにしえに迷う(終章)

方向を見失ったのは、それから無難な春日大社の参道をそれ、日
ごろ親しんでいる安心感ゆえに、夜の浅茅が原に踏み込んでから
である。昼間なら、広々とした芝生に鹿たちが群れをなして遊ぶ、
のどかな風景である。また隣接する飛火野、雪消の沢、鹿苑ととも
に万葉集にも詠まれ、天平の大宮人たちに、こよなく愛されてきた
土地だ。名前からして、いかにも典雅でゆかしい。今でも、春や秋
には東大寺や興福寺などの見学に疲れた観光客や修学旅行生た
ちの絶好のくつろぎの場となる。  
夜陰に手探りながら、老松の木立の間をさまよった。時々、すぐ
近くで、鹿がかすかに動く気配を感じる。水面がかすかに光って
いるのは鷺池か、それとも荒池か。浅茅が原にいるのか、雪消
の沢なのか。夢遊病者のように、あてどなく天平の闇をいっとき
彷徨した。

そんなとき虚空に、東大寺三月堂の月光菩薩や聖林寺の十一
面観音菩薩、秋篠寺の伎芸天などが、ほの白くぼうっと立ち現れ
ては消えていった。めくるめく幻想の中で私は、なぜか母親の胎
内を想っていた。
        バラ  行雲流水のごとくへ              全文はこちら→★

大和古寺風物誌新潮文庫    東大寺大仏と大仏殿奈良の寺                                     追憶に生きる 建礼門院右京大夫日本の作家

2005年01月24日

天平の清浄 HP『いにしえに迷う』から

toushoudaiji.jpegその日は朝まだき、萩の寺を発ち悲運の大津皇子ねむる、
また数多くの歌や伝説に詠まれてきた二上山に赴いた。それ
から山の中腹にある、当麻曼荼羅で名高い当麻寺の諸仏を
仰ぎ、帰りしな西の京に立ち寄った。 
千古の松林の中に、盲目の鑑真和上とともに静かに息づいて
きた唐招提寺。 その、古の余香しみわたる伽藍の清らかなたた
ずまいと、境内に敷き詰めらた白砂を踏みしめる時の、生命を洗
われるような                         全文はこちら→★
 ←こちらもどうぞ              

○ちかづきて あふぎ みれども みほとけ の みそなはす とも あらぬ さびしさ
   近づきて 仰ぎ見れども み仏の みそなわすとも あらぬ淋しさ    会津八一
○大寺の まろき柱の月かげを 土にふみつつものこそ思え         会津八一
○若葉して   御目の雫   ぬぐわばや                     松尾芭蕉
 天平の甍必読名作シリーズ   天平の虹―鑑真和上ものがたりフォア文庫C 20
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