2005年11月26日

イスラム社会 逆行が「苦境」をもたらした

(前略)
しかし、おそらく最大の問題は、イスラム教学およびイスラム式の生活が現代世界からますます乖離していることにある。
コーランを解釈する者たちが宗教の枠内でその法や実践を学んでいるため、今日の科学的な事象を理解できないことが多いからだ。
たとえば、ある宗教指導者は人が月に着陸したことを信じなかった。
別の指導者は、地球は2千年前に生まれたと言い張る。
宗教で純粋培養されたウラマーたち(イスラム諸学を修めた知識人)は、光年で計測する宇宙の時間やその規模はまるで理解不能なのである。
(中略)
ところが、イスラムの有識者たちは15世紀ごろから科学的な研究を抑制し始めた。
彼らは、特にイスラムの法体系を学ぶ者だけが死後の勲功を享受できると主張し、宗教のみを学び始めたのだ。
一方、欧州では科学や数学的な知識への信奉が始まり、ルネサンス期を迎えていくのに、イスラム世界は知的後退期へと向かった。
そうした視野の狭さが、今日のイスラム教徒を苦境に導いたのである。
(中略)私たちイスラム教徒は自己を省みて、自ら変わらなければならない。
アラーは悔い改める者を救うのだ。
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 朝日新聞 05/11/26 朝刊 「私の視点」 マレーシア前首相 マハティール・モハマド

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2005年11月20日

限界作らず 夢を持つ

三浦雄一郎 【楽しんでまず一歩】
驚いたのは夢を実現しようと一歩踏み出したとたん、人生が変わってきたのです。
読書をしてもテレビを見ても街を歩いていても、あらゆるものが新鮮に映り、感覚が鋭敏になってきた。
「この年ではどうせ無理なのでは「トレーニングも大変そうだ」と「できない理由」をあげて逃げ腰になりがちですが、固定観念をちょっと変えただけで本当に人生が一変しました。

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2005年11月05日

アメリカから見る靖国参拝

零戦inスミソニアン博物館.jpg(前略)米国でも、小泉首相の度重なる靖国参拝には否定的な見方が多い。
(中略)
だが、実は、報道を検証するまでもなく、米国の態度は、ワシントンの国立スミソニアン博物館を訪問すれば一目瞭然である。
米国歴史博物館の戦争コーナーの一角で、1組の米国人夫婦が立ち止まっていた。
腕組みをして、にらみつけるように見つめる先には、第2次世界大戦における敗戦国(日独伊)側の「独裁者」の大写し。
ヒトラームソリーニ、そして、東條英機−−。
戦後の講和条約等で「戦犯」と認定された3人を断罪する展示パネルにはまったく差はない。
(中略)
米国ではヒトラームソリーニ、そして、トージョーも、等しく「独裁者」、同じ「戦犯」だ。
(中略)
小泉首相の参拝は、乱暴かもしれないが、メルケル独首相ヒトラーの墓参りに行くことと一緒なのではないか。
少なくとも、スミソニアンにいた米国人夫婦はそう感じているだろう。
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   朝日新聞 05/11/5 朝刊 『読み・解く  政治』 上杉 隆   
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2005年11月04日

「放送と通信の融合」と「市場万能」

日本テレビ最近一番、気になる言葉が「市場原理主義」だ。

市場のメカニズムに従います」と、IT産業の企業家ばかりでなく、自民党の政治家たちも金科玉条のように言い始めている。
(中略)
IT産業側は異常に高い自社の株価時価総額を利用して民間放送の経営に参画しようとしているのが実態だ。
日本の民間放送も誕生して半世紀を過ぎ、投機の対象にされている。
「違法性はありません」「市場の原理だ」という理屈で、だ。
株価ではITの方が放送より何倍も高いから、そうしたパワーバトルが許される。

しかし、ニュース、スポーツ、娯楽番組といったソフトの価値や、培ってきたブランドなど企業価値を素朴に比較した場合、老舗の放送局の株価がIT企業以下なのか。
「逆ではありませんか」「企業価値イコール時価総額なのか」と、市場を支える市民に素朴に問いたい。

米国の「市場の申し子」、(中略)「現在の市場は地球規模だ」「世界市場は一つなんだ」と、とらえたジョージ・ソロスがグローバルな金融危機などを目の当たりにし、民主国家秩序に気づく過程に思いを深くする。
この「秩序」という言葉に今あえてこだわりたい。
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     朝日新聞 05/11/4 朝刊 『三者三論』 氏家 斉一郎 
   
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2005年11月03日

天皇制存続の是非A

(中略)
リプロダクティブ・ライツ(性と生殖における自己決定権)はいまや女性の人権の柱だ。
天皇制はそれをあらかじめ奪うようなシステムであり、21世紀の人権感覚に馴染まない。
(中略)
現在は家族のあり方が多様化し、ずっとシングルで生きる人も多い。
家族単位から個人単位へと社会は大きく動いている。
(中略)
こうした状況において、世襲家族を国の「象徴」として仰ぎ続けることには、そもそも無理がある。
世論調査などでは8〜9割が天皇制を認めているというが、若い世代は無関心だし、皇室の人々を自由がなくて「かわいそう」とみる国民は確実に増えている。

いまや天皇制存続のために女性天皇を容認するよりも、の天皇制存続の是非を議論すべきではないだろうか。
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      朝日新聞 05/10/28 朝刊 『三者三論』 加納実紀代
posted by asaborake at 17:32| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(1) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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