2005年02月26日

大原詣で

050104_163935[1].jpeg寂光院の苔むした石段。見上げる後白河。
そうとは知らず、ゆっくり階段を下りてくる建礼門院。女院は予告のない法皇の訪問
に驚き、涙にむせぶ。宮廷での華やかな生活と一門の離散・滅亡。泣かせ所には事
欠かない平家物語の中でも、ここは殊に人の世の無常を感じさせます。

 長いあいだ行きそびれていた洛北・大原の里に、やっと足を運びました。         
                                     こちらへもどうぞ→★
平家(1)角川文庫CD‐BOOK...CDBOOK平家物語(中)―マンガ日本の...
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2005年02月25日

大原行幸(平家物語)

050104_164600[1].jpegさるほどに山の上より、濃き墨染めの衣着たる尼二人、
岩の懸け路を伝ひつつ、下り煩ひたまひけり。法皇これを御覧じて、
「あれは何者ぞ。」とお尋ねあれば、老尼涙を抑へて申しけるは、
「花がたみひぢに掛け、岩つつじ取り具して持たせたまひたるは、
女院にてわたらせたまひさぶらふなり。つま木に蕨折り具してさぶ
らふは、鳥飼の中納言伊実の娘、五条大納言邦綱卿の養子、先帝の
御乳母、大納言佐。」と申しもあへず泣きけり。
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2005年02月21日

夢まぼろしの如く

honnouji
本能寺で無念の最期を遂げた時、信長は何を思い、炎の中
に何を見ていたのか。人の一生のあらゆる時点で、目はそ
の人物の心の動きまた人生と社会に対する心構えを示す。
すなわち、その人物が意欲的に人生に取り組んでいるか、
あるいは無気力で投げやりな態度でいるか。目を見ればわかる。
  尾張のうつけ、と呼ばれたころの信長はいかなる目の持ち
主であったか。およそ大名の子らしくない奇妙な服装と奇天烈
な行動で、父の信秀と家臣たちを悩ませた信長は、その目で何
を見ていたのか。四面楚歌の中、鬱勃たる   続きはこちら→★
   
   人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり。  
   一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。         『敦盛』

                ☆←いにしえに迷う     行雲流水のごとく→☆

2005年02月18日

だて男

gaudi.jpgジェノバからの国際列車は、明け方、スペインの
バルセロナ駅に静かに滑り込んだ。雪が舞っていた。温暖なカタロニア
地方では、近年にないことだそうだ。
 三千夫は、午前中に駅近くの『ピカソ美術館』と『コロンブスの船』を
見学したあと、正午近くに、海の幸専門の小奇麗なレストランに入った。
日本の寿司屋のそれよりひと回り大きいケースの中に、地中海産の魚介類
が行儀よく並んでいる。
 三千夫はエビや魚や白ワインなどをなどを、約一万円の続きはこちら→★

スペイン断章〈上〉歴史の感興集英社文庫    ドン・キホーテ〈前篇1〉岩波文庫
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2005年02月14日

人間模様(義昭・信長・光秀)

yosiaki
 15代将軍候補の足利義昭、天下布武を志す織田信長、そして
室町幕府の再興を夢見る明智光秀は、それぞれの立場と役割を
担いながら、永禄11年9月、共通の宿願であった上洛を果たす。
しかしその後、期間の長短と実権の強弱こそあれ、三人三様の裏
も表もある複雑な人間模様の中で、ともに栄光の座から順を追って、
しかも悲劇的な形で滑り落ちていくのである。
 武力を持たない義昭にとって、信長は将軍になるための頼り続きはこちら→★

足利義昭―流れ公方記人物文庫    明智光秀―つくられた「謀反...PHP新書
いにしえに迷う            行雲流水のごとく→  
posted by asaborake at 21:53| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月12日

歓迎!○崎○平様 レストランin丸の内ホテル

Rom-trevi-mitte.jpeg「人生は楽しかばい。思うとった通〜りになったたい。」
20余年ぶりにお目に掛かった先輩は、豊かな前髪を両手でかき
上げながら、喜色満面でおっしやいます。
夢も野望も気合も、まだまだ十分!生き延びるために一時祖国
を脱出する、とも。
誕生日基準では当平さんと今同年らしいが、何やら叔父さん世代
と対面している気分。
  ←いにしえに迷う                     行雲流水のごとく
posted by asaborake at 14:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月10日

バス停

skii.bmp 声もかけられず、うつむいたままの私の前を、A子
さんを乗せたバスは、事もなげにエンジンの響きを残し、降りしきる雪
の中に走り去った。
 木枯らしの吹く、晩秋のキャンパスであった。私の少し前を、白いコート
に身を包んだ女性が歩いていた。大学の体育の授業で、スキーを選択す
る学生のための説明会の日。夜来の雨に散り敷いた落ち葉を踏む、その
うしろ姿に妙に引かれ、心がときめいた。しばし、魅せられたように眺めて
いたろう。そんな一瞬、そのlはUり返った。目が合った。衝撃が走り、か
つてない感動が、私の心   続きはこちら→★
  ←行雲流水のごとく                    いにしえに迷う
posted by asaborake at 12:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月05日

姉と弟

TAIMA_nijyosan.jpeg姉と弟。
 この何の変哲もない言葉に、私は妙に心を動かされる。私の
心の中の姉は、やさしくもの静かで、詩歌管弦のたしなみが深
い。弟はとても姉想いだが、時として元気があまって世間を騒
がせ、美しい姉を困らせる。姉は心を痛め、ハラリと涙を落とす
のである。
  『古事記』や『日本書紀』が編まれていた七世紀の末ごろ、
天武天皇と大田皇女とのあいだに、大伯皇女と大津皇子という
姉弟があった。大津は文武両道に優れ、宮廷のホープである。
日本の漢詩は大津にはじまる、とさえいわれるほどだ。
わが国最古の漢詩集『懐風藻』の             続きはこちら→★

○あしひきの山のしづくに妹待つと我が立ち濡れぬ山のしづくに   大津皇子
○我を待つと君が濡れけむ足引の山のしづくにならましものを     石川郎女
○うつそみのひとなる我や明日よりは二上山をいろせとわが見む   大伯皇女
万葉集 1
(1)講談社文庫 古 6-1
懐風藻講談社学術文庫
posted by asaborake at 22:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月03日

高級酒場に掛かっていた写真

middle_1107305219[1].jpeg壁に掛かっているこの雪景色はどこですか? 人気blogランキング
posted by asaborake at 11:20| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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